福岡城の多聞櫓たもんやぐら😀イベント利用を募集中‼「知って、使って、楽しんで」🎊

2 福岡市中央区の「舞鶴公園」南側にある多聞櫓は、江戸時代から城内に残る数少ない建物の一つ。国の重要文化財に指定され、今も大事に守られているんだ。普段は入ることができない建物だけど、「市民にもっと親しんでもらおう」と、福岡市がイベントなどでの活用を呼びかけているよ。

 正式名称は「福岡城南丸多聞櫓」。旧福岡城の櫓のひとつで、南北に置かれた2階建ての「隅櫓すみやぐら」2基と、これを結ぶ「平櫓ひらやぐら」で構成されています。1971年12月に南側の隅櫓と平櫓が国の重要文化財に指定されました。北側の隅櫓は72年から75年にかけて行われた保存修理工事で復元され、現在は管理棟として使われています。

 福岡市史跡整備活用課長の長家伸さんによると「多聞櫓はもともと福岡城の南丸をコの字形に囲っていました。現存するのはその1辺だけですが、門を入った左側には櫓台(櫓の跡)があり、当時のなごりを確認できます」。

 平櫓の中には、板張り・土壁の部屋が16室あり、江戸時代は物置や倉庫として使われていたそうです。春に開かれる「福岡城さくらまつり」などで一般公開されていますが、通常は非公開。

 しかし、2016~17年の改修工事を機に、市は「貴重な文化財を広く知ってもらおう。使ってもらうことで建物の劣化を防ごう」との思いから、市民への貸し出しを決めました。活用しながら保存を図る試みです。

 利用できるのは、建物内部と東側にある南丸広場。市は希望を受けた後、催しの内容や使用方法などを確認した上で、許可するかどうかを決めます。前提として火の使用はできません。

 11月には盆栽の展示とワークショップのイベントが開かれ、その後も問い合わせが寄せられているようです。

 長家さんは「展示会や学習会などの利用を想定していますが、活用の仕方はまだまだあるはず。いろいろな使い方を提案してください。まずは電話で相談を」と呼びかけています。

 問い合わせは、福岡市史跡整備活用課(092-711-4784)へ。

 貴重な文化財だから、大事に活用してね。櫓のあたりは静かで落ち着いた雰囲気。この時期は落ち葉が道いっぱいにあふれていて散歩するのも楽しいよ。
広告

第22回「田中久重生誕地」(久留米市) 西鉄久留米駅近くの住宅街 長崎海軍伝習所で学んだ「東洋のエジソン」 東芝を創業

一筆啓上

 青山霊園(東京都港区青山)はドーム球場が軽く5つは入る広さ。その広大な敷地には、近代史に登場する著名人の墓が林立する。中には、あの、「忠犬ハチ公」の墓も。

 偶然、広い青山霊園で田中久重の墓に出くわした。

 田中は現在の福岡県久留米市出身。それだけに、大都会東京で同郷人に出会った感だった。

 墓所には顕彰碑があり、「万般の機械 考案の依頼に応ず」、「東芝創業者 田中久重翁」と彫られ、田中の似顔絵も描かれている。

 「あの世界の東芝の創業者かぁ……」。思わず、唸ってしまった。

 その田中の生誕地碑が西鉄天神大牟田線の高架沿いにある。西鉄久留米駅からほど近い住宅街の一画だ。

 「ここが、からくり儀右衛門ぎえもんが生まれた場所か……」

 東洋のエジソンとも、発明王とも呼ばれた田中久重は、「からくり儀右衛門」とも呼ばれた。その発明品の数々は天才にしか作れないものばかり。中でも、万年時計はスグレモノ。

絵・空鳥ひよの

 面白いことに、久留米には、他にも画期的な発明品がある。丸永製菓の「あいすまんじゅう」に豚骨ラーメン。個人的に、世界に推奨したい嗜好品です。

 ちなみに、「忠犬ハチ公」は渋谷駅前の屋台の焼き鳥が好物だったそうだ。

オランダ人技術者から世界最先端技術を吸収 佐賀藩で鉄製のアームストロング砲を完成 時代に必要とされ、時代に応える

 日本の技術革新の始まりはここだったのかと、田中久重(1799~1881年)の生誕地碑を見上げた。久留米市の西鉄久留米駅に近い住宅街の一画。西鉄天神大牟田線の高架側に碑はあった。「東洋のエジソン」とも「からくり儀右衛門ぎえもん」とも呼ばれたが、時代が久重を必要とし、久重も時代に応えた。

 嘉永6年(1853年)、ペリーの浦賀来航を機に、幕府は海軍の創設と造船の必要性に迫られた。安政2年(1855年)、長崎に海軍伝習所が設けられたが、この伝習所開設にはオランダの全面協力があった。

 伝習所には幕府関係者のほかに、福岡藩、佐賀藩、薩摩藩などが藩士を送り込んできた。そのなかに、佐賀藩伝習生として久重も加わった。久重をスカウトしたのは、佐賀藩の医師佐野常民つねたみだった。佐野は後に、日本赤十字社を創設したことで歴史に名を残す。

 長崎海軍伝習所には造船、修理のための鉄工所も併設された。鉄工所は長崎製鉄所と呼ばれ、オランダ人のヘンデレキ・ハルデス(1815~1871年)が建設、運営を指揮した。鉄工所は欧州と同レベル。いわば、伝習生は世界最先端の技術を基礎の基礎から学ぶことができたのだった。

 この鉄工所では、安政5年(1858年)、機関部を損傷したロシアのアスコルド号の修理を行った。翌年にはオランダ国王から幕府に献上された観光丸のボイラー交換を行った。修理や部品加工に必要な蒸気ハンマー、鍛冶場、鋳物場、旋盤細工所なども備えられており、オランダ人技術者と日本人伝習生とが一緒に作業にあたった。一連の修理作業を通じ、伝習生の技術力が格段に向上したのは間違いない。

 田中久重は佐賀藩で鉄製のアームストロング砲を完成させたと伝わる。長崎港警備を受け持っていた佐賀藩は、出島のオランダ商館医ファン・デン・ブルックから鋳造の技術を伝授されていた。鉄材はオランダから購入できる。佐賀藩が精度の高い大砲を生産できたのは、地の利、設備、そして長崎伝習所で技術を習得した田中久重を擁した結果である。

 ちなみに、この田中久重生誕地碑の近くに五穀神社がある。幼少の久重も遊んだ場所ではと想像をたくましくするが、ここに久重の胸像、発明品の数々を解説する案内板もある。東芝創業者・田中久重の躍動感が伝わってきそうだ。

筆者プロフィル

浦辺登さん

浦辺うらべ のぼる 歴史作家・書評家
1956年(昭和31年)、福岡県生まれ。福岡大学ドイツ語学科在学中から雑誌等への投稿を行う。オランダ系生命保険会社勤務、財団法人日本プロスポーツ協会事務局長を経て、日本近現代史を中心とした執筆・講演活動に入る。現在、福岡の偉人の足跡を伝える講座を黒田家ゆかりの圓應寺(福岡市)などで開講し、新聞・雑誌で書評を担当。2017年6月から読売新聞の福岡県地域版で「維新秘話」を連載中。著書は『玄洋社とは何者か』『東京の片隅からみた近代日本』『太宰府天満宮の定遠館』(いずれも弦書房)など。学校現場を含め、講演多数。「福岡先哲の会」主宰。
 「浦辺登の福岡維新を歩く」は、読売新聞の福岡県地域版の連載企画「維新秘話 福岡」(連載中)に掲載された記事をもとに、新たな文章や写真などを加え、レイアウトも大幅に変更して再構成したものです。

[ぷちレビュー] 映画『jam』 劇団EXILEのメンバー総出演❣️ 疾走感120%で贈る「因果応報」エンターテイメント👊💥 全編「北九州」ロケ🎥 東京国際映画祭特別招待作品 続編制作も発表!!

 劇団EXILEのメンバー9人が総出演した映画『jam』が、福岡市のT・ジョイ博多ユナイテッド・シネマキャナルシティ13ユナイテッド・シネマ福岡ももちなど全国で公開中です。EXILE HIROプロデュースの完全オリジナル作品で、メガホンを握ったのは鬼才・SABU監督。クセのある男3人がそれぞれ体験する「因果応報」を、独特の疾走感、切なさ、おかしみで描いています。ロケは全編、北九州市で実施。第31回東京国際映画祭(2018年10月25日~11月3日)特別招待作品です。

“[ぷちレビュー] 映画『jam』 劇団EXILEのメンバー総出演❣️ 疾走感120%で贈る「因果応報」エンターテイメント👊💥 全編「北九州」ロケ🎥 東京国際映画祭特別招待作品 続編制作も発表!!” の続きを読む

大濠公園🚣🏽‍♀️白鳥ボートのお引越し🚛1月まで冬期休業👋🏻

1 大濠公園(福岡市中央区大濠公園)の白鳥ボートが陸に上がっていたんで、見に行ったよ。冬休みに入るんだって。

 大濠公園の貸しボートは、12月と1月は休業です。この日は、足漕ぎの大型白鳥ボート(大人4人乗り)3そうと、通常の白鳥ボート(大人2人乗り)14そう、手漕ぎボート10そうなどが次々に水から上げられて、大型トラックに積み込まれていました。福岡市内にある倉庫に運ばれるそうです。

 大型の白鳥ボートは250キロを超える重さがあり、8人がかりでトラックに積み込んでいました。


 貸しボートは、健康志向にマッチして利用客が増えています。特に大型白鳥ボートは、ファミリー層に人気です。

 再開は来年2月。2月は土曜、日曜、祝日の営業で、3月から平日の営業も始めるそうです。

 大濠公園の貸しボートのHPはこちら(http://www.oohoriboathouse.jp/rental-boat/)。

 朝のウォーキングを楽しむ人から、「あら、お引越しかしら?」との声がかかっていたよ。白鳥は渡り鳥だから、越冬地へ飛んでいってしまうのかもね。

警固小学校で「子どもと一緒に登校する日」👨‍👩‍👧‍👦地域ぐるみで見守り中☂

2 雨の中、親と一緒に小学校に行く子どもたちを見たよ。福岡市立警固小学校(福岡市中央区警固1、児童数665人)では、月2回、「子どもと一緒に登校する日」を決めているんだって。地域の人たちも巻き込んで、子どもたちの安全を守っているよ。

 警固小校区は福岡市の中心部に位置し、国道202号線や大正通などの幹線が通り、交通量の多い地区です。子どもたちの通学時間帯は、大通りだけでなく、路地や歩道も会社に急ぐ車や自転車が多く、小学生にとっては油断できない道が少なくないようです。

 「子どもと一緒に登校する日」は、学校とPTAの校外安全委員会で実施。校区の交通安全推進委員会など地域の人も街頭に立ち、通学のサポートを行っています。月に2回、可能な人は自分の子どもと一緒に通学路を歩いてもらい、子どもの目線で危険な個所をチェックしてもらおうというのが狙いです。地域の人たちにも、「見守り」の輪が広がっています。

 12月3日の「一緒に登校する日」は雨。PTAでつくったオレンジのベストを着た保護者らが、傘を指した子どもと手をつなぎ登校していました。

 1年生の子を持つ母親(45)に聞きました。「信号が青でも自転車が来ることがある。怖いですね」。子どもを送り終えたら、すぐに会社に出社するそうです。

 校外安全委員会の石原さやか委員長は「親同士や地域の人たちと顔見知りになり、声を掛け合えるようになりました」と効果を教えてくれました。

 「不審者情報」っていうのも時々、届くらしいよ。心配なのは、交通事故だけじゃないんだね。地域ぐるみで子どもたちを守るっていうのは、本当に大切だってことがわかったよ。

落ち葉と格闘🍂“助っ人”筑紫女学園高校陸上部🎖参上‼

5 落ち葉の季節――。風情があって好きなんだけど、掃除をする側はたいへんだよね。福岡市中央区の国道202号線、福岡県護国神社の先から天神にかけての「けやき通り」は、見事なケヤキの街路樹が続いているけど、落ち葉の季節は沿道のビルなどの人たちががんばっても、がんばっても追いつかないみたい。青いジャージを着た女の子たちが「助っ人」を買って出ていたんで、話を聞いてみたよ。

 赤坂2丁目交差点付近をほうきとちり取りを手に落ち葉をはき集めていたのは、近くの筑紫女学園高校の陸上部短距離のメンバー18人。競技のシーズンオフに当たる11月から3月まで、週に一度は部活動に入る前に学校周辺の清掃活動を行っています。

 今の季節、格闘するのは、やはり歩道の脇を埋める落ち葉です。

 「けっこうたいへん。でも、やり終えると、『道がちゃんと見えるようになった』とこっちがびっくりするぐらい」とミラクルさん(2年)。やりがいはあるようです。

 「みんなで力を合わせるから、1年、2年の壁がなくなる」とTomyさん(2年)。「近所の方から、ありがとう、がんばって、と言われるのがうれしい」とりこさん(1年)。思わぬ効果もありました。

 陸上部短距離監督の青木早穂子教諭は「部員同士のいい関係性が生まれてきます。みんなでがんばろうという雰囲気が出てくるようですよ」と話していました。

2 みんな、「一日三善」を目指してるんだって。そうじも、「運を拾う」のが狙いらしいよ。どういうことなのって聞いたら、いいことをして、コンマ数秒、コンマ数センチ、記録を伸ばせたらいいなぁ、と考えてるって。やっぱり、みんなアスリートなんだね。