本当は教えたくない!? 大濠公園近くの路地裏 人気のケーキ店 KURUMI

初めて訪れた人は「こんなところに、こんな可愛いケーキ店があったの?」と驚くに違いありません。運良く発見できた、といううれしさも同時に。

大濠公園から徒歩5分、昭和通りを挟んだ路地裏にある『KURUMI』(福岡市中央区荒戸2-1-11)は、カフェを併設したケーキ専門店。目立たない立地ながら足を運ぶお客はあとを絶ちません。人気の秘密を探りました。(Y.Y)

『KURUMI』は懐かしい空気が漂う、2階建て長屋の一角にあります。扉を開けると現れるのが主役であるケーキのショーケース。季節のフルーツや抹茶、チョコを使ったものなど常時18~20種ほどがずらり。形はシンプルながら、華やかさを感じさせるデコレーションに魅きつけられます。特に人気があるのはタルトで、チョコや抹茶クリームを流し込んだタルトはどっしりと濃厚で、食べ応えがあります。

「タルトが人気があるのは、私がタルト好きだからかも」と笑うのはパティシエ兼オーナーの永野さん。子どものころからお菓子作りが大好き。社会に出て別の道を進んだものの、もう一度勉強したい、と30代で一念発起し、製菓学校へ入学。本格的に技を習得し、ケーキ店で働いたのちに『KURUMI』をオープンさせました。

永野さんがそれほどまでにお菓子のとりこになったのは、発想や工程など、作る過程の面白さがあるのだそう。洋菓子の原料は小麦粉と卵、砂糖が主な材料。単純な組み合わせでさまざまなお菓子を生み出せることから、「お菓子は魔法」とも言われます。現に、世界で昔から作られているお菓子も、ほとんどが同じような材料だったりするものです。

小さなころから永野さんは、その不思議さにすっかり取り込まれてしまったのです。

もう一つ夢を後押しした存在があります。それは幼少時代のお母さんとの思い出。「できあがるたびに、母がとっても喜んでくれたんです。お母さん同士の集まりに、『娘が作ったのよ』と言って手土産として持っていったり――。お菓子を作って褒められたり、喜ばれたりした記憶が忘れられなかったんでしょうね」。

大切な人を幸福にした経験を出発点とする、永野さんのお菓子。同じ手から作りだされるお菓子が今、お店を訪れる人たちを喜ばせないはずはありません。

「作るのが大好きなんです!」と朗らかに語る永野さんのお菓子をぜひ堪能ください。2階には喫茶スペースがあり、ランチも評判。通りを見下ろす窓辺の席がおすすめです。

KURUMI

福岡市中央区荒戸2-1-11
TEL 092-724-3362
営業時間 11:00~19:00
休み 日曜日、第1・3月曜日

広告

コメントをどうぞ