第23回「健康パークステーション」 遊具で介護・ロコモ予防を 福岡市が梅光園緑道に整備 記者も体験!

 読売新聞福岡版の地域生活欄「まち風 くらし色」で4月14日、福岡市中央区の梅光園緑道・芝生広場に整備された「健康パークステーション」を紹介しました。健康づくりや介護予防に生かしてもらおうと、工夫をこらした様々な「健康遊具」が設置されています。取材した記者(女性、30歳代)も体験してみました。

 まずは、階段状に10センチ、20センチ、30センチ、40センチの台が設けられた「ロコモいす」です。

 「ロコモ」とは、足腰の衰えで歩行などの日常動作が困難になるロコモティブシンドローム(運動器症候群)のこと。ロコモいすは▽40センチの段に座り、両足で立てるか▽片足だけで立てるか――などをチェックし、ロコモの危険度を確認します。

 記者は40センチの段で苦戦しました。片方の足で試すと、左足なら立てますが、右足では難しいのです。「ひょっとしてロコモ……」。焦りますが、できないものはできません。

 すると、取材に立ち会っていただいた健康運動指導士の市職員から、「肩のバッグを外してみては」とアドバイスされました。斜め掛けしていたカメラバッグを置いてやってみると、何とか成功しました。バランスは大事なようです。

 その後の取材で、60歳代だという女性が10センチの段から、片方の足ですっと立ったのは驚きでした。

 健康パークステーションは、福岡市中央区が独自に整備しました。ほかにも健康づくりに役立つ器具が設置されています。

 「背伸ばしベンチ」は、背もたれがカーブしていて、もたれかかると腰痛の緩和などが期待できます。

 地面にはしご状の線を描いた「ラダー」は、一枠に左右の足を交互に置いて進んだり、枠の内外に出し入れしながら歩いたりして、足先を意識した運動を促します。狙いを定めて歩くことで、認知症予防やつまずきの防止につながるそうです。

 福岡市内にはほかにも健康遊具が置かれている公園などがありますが、どちらかというと、腹筋ベンチなど体を鍛える人のための遊具が主だそうです。

 一方、健康パークステーションは高齢者のロコモ予防をテーマにしています。今回、整備を担った福岡市中央区の職員さんは、健康遊具の「先進地」である北九州市の公園を視察し、遊具の導入に至ったそうです。

 健康遊具が近くにある方は、天気のいい日に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。近くにはない、という方も、チェックやトレーニングの方法を紹介する自治体のサイトなどを参考に、体を動かしてみるのもいいかもしれませんね。記者は、ロコモいすから思ったように立ち上がれなくてショックを受けたのを機に、自宅でスクワットをするように心がけています。

ロコモ予防の取り組みを紹介する主なサイト
福岡市健康づくり・スポーツサイト
http://think-health-navi.city.fukuoka.lg.jp/tobacco-locomo
北九州市認知症支援・介護予防センター
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/page/ninkai-center/kaigo/exercise/locomotive.html
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