第18回「障害者施設商品」 プリントクッキー、木のおもちゃ―― 心込めた手作りの味わいを

 2月24日の読売新聞福岡版「まち風 くらし色」コーナーでは、福岡県内の障害者施設で作られている魅力的な商品を紹介しました。記事に登場した2つの施設の商品を、写真付きで紹介します。

 まずは、田川市の障害者福祉施設「第2つくしの里」。「ほっこり工房笑屋わらや」の屋号で、パンや焼き菓子を作って販売しています。

 贈り物に人気なのが、好きな絵や写真などの絵柄を表面に印刷できる、オーダーメイドの「プリントクッキー」です。

 たとえば、こんなに複雑な絵柄でも印刷可能。これは、施設がイベントの場で販売する際に作っている「浮世絵」の柄です。

ほっこり工房笑屋のプリントクッキー(浮世絵)

 プリントクッキーを作っているのは、「げんき班」の皆さん。施設では「仲間」と呼んでいるそうです。19~64歳の男女11人で、知的、身体、精神と、異なる障害を抱えています。

 生地のばしや型抜きなど、それぞれが得意な作業を分担して行い、直径7センチの丸いプレーンクッキーを仕上げます。

ほっこり工房笑屋のプリントクッキー(作業風景)

 焼き上がったクッキーは、この専用の機械に入れてイラストなどをプリントします。約2分で、パソコンから取り込んだデータ通りの文字やイラストが色鮮やかに印刷されます。

ほっこり工房笑屋のプリントクッキー(機械)

 施設では、オーダーメイドだけでなく、季節に合わせたオリジナルクッキーも作っています。今の時期は「ひな祭り」の絵柄です。子どもが集まる行事で配ると喜ばれそうですね。

ほっこり工房笑屋のプリントクッキー(ひな祭り)

 モグラをモチーフにした田川市のマスコットキャラクター「たがたん」柄のクッキーもありました。

ほっこり工房笑屋のプリントクッキー(たがたん)

 この2種類は市役所などでも訪問販売していて、3枚入り280円で販売しているそうです。

 支援員の男性によると、「デザインの打ち合わせなどが必要なので、オーダーメイドの注文はお渡しの2週間前までにいただけるとありがたいです」とのこと。卒業シーズンにもまだ間に合いますね。ご注文はお早めに!

第2つくしの里

ホームページ
http://www.t-tukusi.or.jp/tsukushi2/
電話
0947・42・9479
 太宰府市の障害者支援施設「宰府園さいふえん」では、約30人の利用者の皆さんが、約20種類の木のおもちゃを作っています。

 定番の人気商品の一つが、「動物コロコロ」(350円)です。写真のほかにも、牛やウサギなどたくさんの動物で作っています。どれもかわいくて、目移りしそうです。

宰府園の動物コロコロ

 角は紙ヤスリで丁寧に磨かれています。小さなお子さんに与えても安心です。

宰府園の動物コロコロ(角・紙ヤスリ)

 丁寧な仕上がりだけでなく、ユニークな仕掛けのあるおもちゃがそろっているのも魅力です。

 こちらは新商品の「カタカタクルマ」(3,000円)。ひもを引いて車を動かすと、中に乗っている猫が1匹ずつ、上下に顔をのぞかせます。

宰府園のカタカタクルマ

 頭の体操になりそうな製品もありました。「アニマルパズル」(5,000円)です。カラフルな動物たちが複雑に並んでいます。一度形を崩すと、完成させるのはなかなか難しそうで、挑戦しがいがあります。

宰府園のアニマルパズル

 おもちゃ以外にも、ひな祭りやこどもの日の置物も人気です。来年の干支えとねずみの置物の制作もすでに始まっていました!

 作業場にもおじゃましました。分厚い板を糸ノコで裁断したり、仕上げの色つけをしたり……。どれも細かい作業で難しそうですが、宰府園では長年作業に携わっている方が多く、職人の腕が光ります。

 商品は施設内でも販売しています。温かみのあるおもちゃは小さな子への贈り物にぴったりですよ。一度足を運んでみてはいかがでしょう。

宰府園

ホームページ
http://saifu-fukushikai.com/saifuen.html
電話
092・925・7200
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