あの日を忘れない―― 福岡大空襲 17日(日)に簀子地区戦災死者慰霊祭 圓應寺(中央区大手門)で

 「簀子地区福岡大空襲戦災死者74回忌慰霊祭」が6月17日(日)、簀子地区にある圓應寺(福岡市中央区大手門)で行われます。だれでも自由に参加できます。

 福岡大空襲は1945年(昭和20年)6月19日午後11時すぎから約2時間にわたり、米爆撃機B29が福岡市中心部に1500㌧を超える焼夷弾を投下したとされます。死者・行方不明者は1000人を超えました。旧陸軍歩兵連隊が近くにあった簀子地区では176人が亡くなるなど甚大な被害が出ました。

 圓應寺によると、176人のうち24人は簀子小学校の児童だったと伝わっています。小学校に並べられた真っ黒に焦げた遺体は判別も困難をきわめ、引き取り手のなかった犠牲者は圓應寺の無縁仏地蔵尊のもとに埋葬されました。

 圓應寺は戦災死者すべてを供養しており、大空襲を風化させることなく伝え、戦争の悲惨さから学び、命の尊さをあらためて考えようと毎年、慰霊祭を続けています。

 当日は法要が営まれるほか、歴史作家の浦辺登さんが「なぜ福岡市は狙われたのか」と題して講演。被災者の小島照馬さん、入江ツギヱさん、樋口泰助さんも当時の体験談を語ります。声色俳優の岩城朋子さんによる福岡大空襲絵本「小さなポケット」の朗読、焼夷弾で溶けたガラス片など貴重な史料の展示もあります。

 また、浦辺さんや被災者を囲んで個々に話を聞くことができる直会(なおらい)も開かれます。こちらは参加費2,000円が必要。希望者は圓應寺に電話(092-761-1454)またはメール(アドレスinfo@ennouji.or.jp)で事前連絡を。

日時
6月17日(日)正午開場
会場
圓應寺本堂
〒810-0074 福岡市中央区大手門3-1-7(電話092-761-1454)
地下鉄大濠公園駅下車、徒歩約4分

タイムスケジュール
12:00~16:00 開場、特別展示
13:00~13:20 墓前念佛行道慰霊供養(戦災死者供養塔~無縁佛地蔵尊)
13:30~14:10 開会、被災者体験談
14:15~14:40 慰霊祭特別講演「なぜ福岡市は狙われたのか」
14:40~15:00 追悼法要、来賓追悼のことば
15:00~15:20 朗読奉納「小さなポケット」
15:30~18:00 直礼(希望者のみ、参加費2,000円)
希望者は事前に圓應寺に連絡を。「参加希望」の旨を書いたメールを
info@ennouji.or.jpに送信するか、電話(092-761-1454)で。
主催
圓應寺
協力
福岡県退職教職員協会福岡支会平和記念資料展実行委員会、福岡県筑前町立大刀洗平和記念館、太刀洗レトロステーション、NPO法人福博相伝の会、NPO笑和 命と人の尊厳を守る会
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