『1789 -バスティーユの恋人たち-』博多座公演 主演の小池徹平さんが福岡で記者会見 「フレンチ・ロックにダンス!」「ダブルキャスト楽しい」「3時間で“おなかいっぱい”にする自信」

 福岡市博多区の博多座で7月3日(火)~30日(月)に上演されるフレンチ・ロック・ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』(製作・東宝)。「九州初上陸」として期待が高まる中、主演(ダブルキャスト)の小池徹平さんが5月25日、博多座で記者会見を開き、「早く公演したい」などと意気込みを語りました。

 小池さんは2016年の「東宝版」初演に続き、パリで革命派に身を投じる主人公の農民青年ロナン役で出演。アクロバティックなダンスや力強い歌などが展開されるダイナミックな舞台の“中心”で輝きを放ちます。

 それでは、記者会見の様子をお伝えします。

――まず、一言ごあいさつを。

小池 わざわざお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。(今日は)本当は泊まってゆっくりしていきたかったのですが、どうしても日帰りということになったので、この一日を存分に楽しみたいと思っています。

――東京公演(4~5月、帝国劇場)を大盛況で終え、これから大阪(6月、新歌舞伎座)、博多(公演を迎える)というところですが、今の心境は。

小池 東京も相当長く感じた公演でしたが、その分、毎日、熱量を出して公演を―トータルで3時間くらいですかね―やり切ったという思いがあります。ただ、まだ67公演残っているわけで、<僕たちはとんでもないことをしようとしているんだな>とあらためて実感しています。(東京では)1公演、1公演、みんなにけががないように―本当に一番気をつけないといけないところなので―とやってきて、何とか無事に東京を終えることができました。先日、大阪(公演)に行く前のけいこをしたのですが、より一層の一致団結感のようなものをすごく感じました。みんな、(公演と公演の間が)空くと不安になるので、「早くやりたいな」という空気感がすごく出ています。

――今回、2年ぶりにロナンを演じてみて、ロナンと小池さんの成長ぶりなど、気づいたことがあれば。

写真提供:東宝演劇部 Photo by Leslie Kee

小池 自分としては、2年前に演じたロナンのことは全然意識せず、新たな気持ちで臨んでいますし、前回の映像も見ていません。ただ、今回のけいこに際し、あらためて台本を読んでみて、感じ取り方に―前に読んだときはこのセリフでこんな感情にはならなかったのになぁ、とか―ちょっとした変化みたいなものはあります。実際、けいこ場に立って演じると、前回とは違う感覚というか―動きは覚えているし、曲も変わっていないのですが―なんかこう違う動きをしたくなったりすることがあります。今回、新たなキャストとして―よく絡む役でいうと―三浦りょんりょん(三浦涼介=ロベスピエール役)も入ってきてくれたりして、(前回とは)全然違う芝居もしますし、みんなの雰囲気も変わるので、今回は今回で新たなものをつくればいいと思っています。けいこ場で2年ぶりにほかのキャストの皆さんにお会いしたとき、みんなのパワーアップだったり、芝居の変化だったりというものをとても感じました。けいこ初日からすごくワクワクしました。(こうした)「いい手応え」が東京(公演)で現実(の演技・表現)になったのはすごくうれしいことです。

――小池修一郎さんの演出は変わらず、ですか。

小池 いえ、2年ぶりにお会いして、<より細かくなったな>という気がしました。前回つかんだものに加えて、より深めていく作業というのか―けいこのとき、僕たち(メインキャスト)の後ろのアンサンブル(の皆)さんのワンシーンを細かく何回も繰り返してやったりとか―それによって、全体的な見栄えのクオリティーがより上がっているのかなと思います。

――(作中の)音楽は全曲録音していると聞きました。音楽の魅力は。

小池 僕もこの作品以前は、(作中で使われる)「フレンチ・ロック」と言われているジャンルの音楽は聞いたことがありませんでしたが、自分的には覚えやすかったですね、キャッチーさが際立っている楽曲が多いですし。……バラードにしても、(王妃マリー・アントワネットの侍女)オランプ(神田沙也加/夢咲ねね=ダブルキャスト)のすごくすてきなソロナンバーにしても、ちょっとした遊び心があって、そういうものがキャッチーであったり、耳に残ったりするなという気もしますね。……生演奏だと若干、日によって、空気や湿気によって、楽器だから(音が)変わると思うのですが、(今公演は録音なので)ずっと変わらず、(同じ音が)鳴って……そういうライブ感もある意味で新鮮なので、その辺も楽しみにしてほしいと思います。

――ダブルキャストによる公演ですが、相手(役のキャスト)が変わるとお芝居も変わりますか。

小池 もちろん、そうですね。オランプ役にしても、さぁや(神田沙也加)とねね(夢咲ねね)はタイプが真逆というか、印象がまったく違うので、毎回楽しいですよ。どちらもそれこそ油断できないといいますか……(笑)。

――ストーリーについてはどう思っていますか。

小池 成長していく主人公がいて、恋に落ちて、それでも時代を変えようと革命に熱く燃えるという、王道といえば王道(のストーリー)ですね。だけどその中でも、実在しないロナンがいて、歴史上存在するロベスピエールやデムーランとともに革命を起こしていくという(筋が盛り込まれています)。また、ストーリー展開はものすごく早いのですが、すてきなフレンチ・ロックの歌のお陰もあって分かりやすい。よく3時間でフランス革命の歴史をまとめたなという感じがします。本当に面白い脚本だと思います。

――では最後に。九州初上演なので、初めて見る方が多いと思います。九州のファンに向けて一言お願いします。

小池 今も言いましたが、フランス革命のあった1789年の歴史がぎっしり詰まった作品です。マリー・アントワネットもものすごく華やかなセット、衣装で出てきます。……そして楽曲も楽しめるという……いやダンスもすごいんですよ。言い出せばきりがないほど見所がたくさんあるミュージカルです。本当に、3時間でものすごく“おなかいっぱい”にさせる自信があります。(観劇が)初めての方でも、少しでもこの時代の知識があると、より深く楽しんでいただけるのではないかなと。ぜひ、興味がある方はチェックして、楽しんでいただけたらなと思います。

 小池徹平さんは記者会見の後、博多座グランドビジョン前の特設ステージでトークイベントを開きました。近くその様子も紹介します。

小池徹平(こいけ・てっぺい)
 大阪府出身。2002年、ウエンツ瑛士とともにユニット「WaT」として歌手活動を始め、ドラマ「天体観測」(フジテレビ系)で俳優デビュー。06年、WaTで第43回ゴールデン・アロー賞新人賞、日本ゴールドディスク大賞ニューアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。16年、惜しまれながら解散。俳優として幅広く活動しており、12年、岩松了演出の『シダの群れ 純情巡礼編』で初舞台。16年度の第42回菊田一夫演劇賞で演劇賞を受賞。近年の主な出演作に、舞台『ロッキー・ホラー・ショー』『デスノート The Musical』『キャバレー』『KinKy Boots』『キレイ-神様と待ち合わせした女』『メリリー・ウィー・ロール・アロング』、テレビドラマ「リバース」(TBS系)、「ちかえもん」「ボーダーライン」(NHK)、「佐武と市捕物控」(BS日テレ)、「婚活刑事」(読売テレビ系)など。
作品のあらすじ
 18世紀末のフランス。ぜいたくの限りを尽くす貴族と、搾取による貧困にあえぐ民衆の間で確執が強まっていました。父を貴族に殺されたのを機に、革命派に身を投じた農民の青年ロナン(小池徹平/加藤和樹=ダブルキャスト)は、王妃マリー・アントワネット(凰稀かなめ/龍真咲=同)の侍女オランプ(神田沙也加/夢咲ねね=同)と運命的な出会いを果たします。しかし、時は革命の1789年。時代は無慈悲に彼らを激動の渦に巻き込んでいって――。

 『1789 -バスティーユの恋人たち-』の料金(全席指定、税込)はA席1万5500円、特B席1万2500円、B席9500円、C席5000円。電話・インターネットで予約受け付け中。日程を含め、詳細は博多座ホームページ(http://www.hakataza.co.jp/lineup/h30-7/index.php)で。お問い合わせは博多座電話予約センター(092・263・5555)へ。

 

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