6月1日は「節水の日」! 福岡市が街頭キャンペーン 二度の大渇水教訓に水の大切さ呼びかける

節水都市ふくおか 福岡市は、「節水の日」と定めている6月1日の朝、JR博多駅と西鉄福岡(天神)駅周辺で、水の大切さをPRする街頭キャンペーンを行いました。1978年(昭和53年)と94年(平成6年)の二度にわたり、給水制限が約300日にもおよぶ大渇水を経験したことから、水資源が限られていることを再認識してもらおうと毎年企画しています。

 博多駅前広場では、中園政直副市長が「渇水対策では決して気を緩めてはならず、こうしたキャンペーンも重要。市民一人ひとりのご理解を得られるよう頑張りましょう」と開始宣言。水色の法被を着た市水道局や市水道サービス公社の職員らが、「当たり前の『今』を守るために」と記された節水のしおりやPR用ウェットティッシュを、通勤の会社員や通学の学生らに手渡しました。

 福岡市に水を供給する曲渕ダムなど八つのダムの貯水率は堅調に推移しており、1日午前11時現在、全体で91・4%と平年値を4・5㌽上回っています。ただ、田植えなどで農業用水の使用が増える時期を控え、市水道局の江崎智美総務課長は「限りある水資源なので、引き続き節水を心がけていただきたい」と話していました。

バケツに給水を受ける市民(1978年撮影、福岡市提供)
バケツに給水を受ける市民(1978年撮影、福岡市提供)

 福岡市は1978年、未曽有の大渇水に見舞われました。給水制限時間は1日平均14時間、制限日数は287日間にのぼりました。中でも6月1日~10日は、給水時間が1日5時間と極めて厳しい状況が続きました。この期間の初日である6月1日を、市は翌79年、「節水の日」としました。

湖底をさらけ出した南畑ダム(1978年撮影、福岡市提供)
湖底をさらけ出した南畑ダム(1978年撮影、福岡市提供)
 二度目の94年も含め、大渇水の教訓は市民の間で語り継がれており、高い節水意識につながっています。実際、17年度の市民アンケートでは92・0%が「節水派」と回答(全国値は80・5%)したほか、一般家庭で1人が1日に使う平均水量は198㍑(16年度実績)と大都市の中で最も少ない水準となっています。こうした意識に応えようと、市はホームページの目立つ場所にダムの貯水率を表示しています。
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